THE WORLD IS YOUR OYSTER

”the world is your oyster = 世界はあなたのもの”を実現したい大学院生のブログ

お年寄りに席を譲ったら…

数日前、某SNSでシェアされていたこの記事。


バスに乗ってきたお年寄りに席を譲ろうとしたら「ふざけるな!」「マニュアル通り」「嫌々なことくらい分かる」などの予想外な言葉を浴びせられ、困惑したという中学生のお話です。

これに関して、様々な反響があったと思いますが、シェアされていた方は「相手の状況を察せずにマニュアル通りに対応したのが良くない。」という趣旨のコメントを添えていました。元記事の最後にも「正解のない問題」というコメント。しかし私はそれらのコメントに正直かなりの違和感を覚えました。

この記事を読むに、中学生は嫌々席を譲ったようには思えません。本当に「マニュアル通りの対応」しかできない中学生が、周りに人がたくさんいる中見ず知らずのお年寄りに笑顔で声をかけられるでしょうか?私が中学生の頃は、同じ状況に置かれても恥ずかしくてなかなか勇気が出ず、声をかけることはできませんでした。

確かにこのおじいさんにも言い分はあるのでしょうが、認知症精神疾患を患っているのでなければ中学生にそんな辛辣な言葉を浴びせたことは擁護しきれません。暴言を吐かれたわけでもないのですから、1人の大人として教えたいことがあったならば、感情的にならずにもっと紳士に対応すべきです。

「席を譲られるとバカにされたように感じるお年寄りもいる」という意見もありますが、それは本来言われた側が消化すべきことです。善意で声をかけてもらったことにイライラしたり戸惑ったりしたからといって、それを相手のせいにして怒りをぶつけることが大の大人の対応といえるでしょうか?

相手の置かれた状況を察することは大切です。しかし見た目だけでは察しがつかないこともたくさんあります(妊娠初期の妊婦さんがまさにその例)。
「よろしければお席に座りますか?」「大丈夫ですか?」「いや、大丈夫だよ、ありがとう」
この程度の確認の会話など10秒もかからないのですから、個人差も大きく不確かな推察を磨こうとするよりも、コミュニケーションを怠らないように心がけるほうが重要なのではないでしょうか?