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【実際どうなのよシリーズ】その1:ピルってどうなの?

実際どうなのよシリーズ、始動

気がついたらこのブログを開設してもう1年以上経っていたみたいです。

というわけでもないのですが、心外ながら「異常だね」と言われることも多いので、私の経験を皆さんに還元して、「なんだ、普通じゃん。ファッション変人じゃん。」と思ってもらうキャンペーンを実施しようと思います。キャンペーン第1弾は、過去のブログでも触れた低容量ピルについて。

 

ピルの基礎知識

ピルの基礎情報は下記のサイトが詳しいので詳細はそちらに譲るとして...

 

www.pill-page.com

 

一応、ピルの基礎の基礎を紹介しておくとこんな感じです。

 

  1. 正しく飲めば、高い避妊効果がある。
  2. 生理痛や生理が軽くなる、かなり規則正しく生理がくる。
  3. 飲み始めは体質やピルの種類によって吐き気や不正出血、その他色々な副作用のおそれも。
  4. 体質やピルの種類によって望める副効果に違いがある。
  5. 処方には医師の診断が必要。飲んでいる間も半年に1度の採血が必要。
  6. 値段は病院によって異なり、1周期分2000〜3000円程度(保険は効かない)

 

私がピルを飲もうと決めたワケ

私がピルを飲みはじめたのは今から約3年前。月々2500円という学生にとっては決して安くはない出費を覚悟してまでピルを飲もうと思った理由は2つ。 

 

  1. まず、人生で一番妊娠したらヤバイのは今だから。
  2. そして当時、(今となってはマボロシだったけど)PMSをなんとかしたかったから。(当時のPMSとピルについて、詳しくはこちら)

 

1は言わずもがなですね。特に高校時代から生物部で受精とか発生の実験をしている身としてはなんかこう、イメージがリアルに沸きすぎて余計に嫌だったんですよね…。

 

2については当時ちょうどPMSが気になりだして色々調べているうちに、ピルを飲むことでPMSの症状が改善される可能性があるということを知って、藁にもすがる思いで決意に至りました。

 

決意から処方まで

ピルにはお医者さんの処方が必要なので、とりあえず近所の婦人科を受診しました。

ピルの処方を希望する旨を伝えて病院にいくと、まずはピル服用の目的や体質、喫煙の有無などについて軽く問診されます。その後採血・内視鏡検査をして問題がなければピルの処方となります。この際、ピルは保険が適用されないので検査も保険非適用となることに注意!私の場合5000円くらいはかかりました。その後病院を変えた時に新たにされた検査は保険が適用されたので、病院によって違うのかもしれません。保険の有無で出費額がだいぶ変わってくるので、予約のときに確認しておくと安心かと思います。

 

気になる副作用(私の場合)

さて、気になる副作用です。人によってだいぶ変わってくると思いますし、当時の私の生活もだいぶゴミだったのでそのせいもあったと思うのですが、ゴミだった生活がさらにゴミになったところからするとあれが副作用だったのかなというものは主に下の2つ。

  1.  不正出血(1か月近く)
  2. 吐き気(1か月近く)

1について、ピルを飲んでいるのに出血があるということは確実にピルの副作用ですね。1か月近く不定期に続いたので結構煩わしかったかも。特に彼氏とかいると色々気になりますよね。詳しくは言わないけどそこは察知できますよね。

 

2についても、ピル服用前はなかった症状なので副作用だと思っています。これも1か月くらいは続きました。ずっと気持ち悪いというよりは何か食べるとすぐ気持ち悪くなってご飯がまともに食べられないという感じ。でもお腹は空くのでちょっとずつでもご飯を食べようと思って小さいおにぎりを持ち歩いたりしてました。

 

ということで、体質やコンディションによっては副作用が気になることもあります。特に私は生活がゴミだったのでなおさらひどかったのでしょうね...。ピルの服用を始めるときは、念のため体調と心に余裕があるときにするのをオススメします。

 

その後のいろいろ

ピル服用中は半年に1度採血をして肝臓などに異常がないか確かめます。お薬を飲み続けるのはやはりそれなりに肝臓に負担がかかるそうなので...。あと、同じ理由で煙草は吸わない、お酒は控えろということも言われました。守れないこともあるけど…。

 

今通っている病院は採血に保険を適用してくれるので検査料は1500円くらい。定期的に採血しておけば病気の早期発見にもつながるし体調も把握できるし、無駄な出費ではないかなと思って受けています。

 

ピルもまとめて3周期分くらいもらえるから病院にいくのも3か月に1度くらいでいいし、忙しくて病院通うのが大変!ということも今のところありません。

 

飲み忘れたら?

ピルを飲むうえでもう一つ心配なのは飲み忘れですよね。

実際、1日くらいは飲み忘れても次の服用時にまとめて飲めば大丈夫です。飲み忘れたときや、その他何か間違って飲んでしまった時は、大抵はピルに記載されているコールセンターに電話すればどうしたらいいか教えてもらえます。まぁ、飲み忘れないのが一番ですが…。

 

ピルのメリット

さて、ここからは意外と知られていないピルを飲むことのメリットについて。肌が荒れにくい、体調や気分が安定する可能性があるなどメリットもさまざまですが、私がとくにメリットとして実感できているポイントは以下の通りです。

 

  1. 生理が軽くなる
  2. 生理痛も軽くなる
  3. 自分の生理周期が明確に分かる

 

1については地味ですが実はすごく楽で、もうずっと少ない日用のナプキンしかいらないし、生理用品を買う頻度もぐっと減ったから買い足しの手間もかなり省けます。

 

2について、私はもともと生理痛が重いほうで、ひどいときだとまともに体を起こしていることすら辛い状態になります。市販薬だとロキソニンと相性が良かったようで飲んで1時間くらいすれば楽になるのですが、それでも「薬が切れるまであと〇時間か...足りぬ...薬が足りぬ...」という気持ちで過ごさなければなりませんでした。あとは大事な予定が入っているときに生理痛がひどくて動けなかったりすると「なんで...」と悲しい気持ちになりましたね。生理は不可抗力なので仕方ないのですが、自分でコントロールできないことがなおさら悔しいというか。体調管理をしっかりしてストレスがない状態にしていれば生理痛もひどくなりにくいのですが、忙しいとそうもいかないときもありますし私のような豆腐メンタルの持ち主だとストレスも絶えないので生理痛がひどくならないコンディションを作るのがそもそも机上の空論みたいなところがありますしね…。実験が激しい時期と就活期は特に。だから生理痛が軽くなることによって得られる恩恵が一番大きかったです。

 

3は生理の開始日が分かって旅行やお出かけの予定が立てやすいのはもちろん、生理周期の遷移による体調の変化が予め分かるので「この週は疲れやすいからあまりバイトいれないでおこう」とか「この週はタフでいられるから夜行バスで東京遠征しても大丈夫だな」とか考えられるので体調管理にも役立っています。

 

さいごに ~いちばん伝えたいこと~

ということで、最初の検査と副作用のハードルを乗り越えさえすれば、体調と生理現象を自分の管理下に置きやすくなるので、特に忙しい女性や生理がくるたびに大変な思いをしている女性はQOLが格段にあがる可能性があるのではないかと思います。薬との相性もあるので詳しお医者さんにちゃんと相談にのってもらう必要はありますが…。

 

正直、私も最初に受診した病院はイマイチでしたし、ちゃんと相談に乗ってもらえる病院がみつかるまで若干絶望した気持ちになることもあったし、副作用もあったので今のような恩恵をうけられるまでは楽とは言えませんでした。でも、ピルにしてもその他のお薬や治療、生活習慣の改善にしても、もっとよくできる余地があるなら自分の性別や体調に振り回されて悲しみに打ちひしがれる前にちょっと頑張って改善策を探してみてもいいのかなと思います。女性ゆえのハンデを背負っていることは悔しいけど、くつがえしようがないなら上手く付きあっていくしかないし、上手く付きあっていくには障壁になること(生理痛とか)で軽くできるものは軽くしていったほうが今後の生活もずっと楽になりますし。

 

ということで、実際どうなのよシリーズ第1弾でした。次の更新はいつになるのでしょうか。よいお年を!

 

※ピルの効果や症状などはあくまで個人の感想です。気になることがある方は自分で判断せずにお医者さんに相談してくださいね!