草間彌生展に行ってきました
なんと。こちらのブログを更新するの、今年に入って初でした。下書きはちまちま溜めてたんですけどね、書ききるに至っていませんでした。
今日は就活の合間に草間彌生展に行ってきたので、気持ちが冷める前にそちらの話題を。
草間彌生展
新国立美術館の敷地に足を踏み入れると、植木も草間彌生モードでお出迎え。
草間彌生氏の水玉模様はあまりに有名ですよね。
Vogueでこの展示の特集をみて、この水玉模様は草間彌生氏が幼少時から苦しめられてきた水玉や網目の幻覚から逃れるために描かれたものであると知りました。これは単なるかわいい水玉ではない。1人の人間の足掻き、そこまでの生命を昇華させたものなのだ…かっこいい!
入ってすぐの「我が永遠の魂」作品群の展示ブースは、中央にオブジェが並んだ空間を極彩色の絵画たちが閉じ込めたようになっていて、とても迫力がありました。(このエリアは写真撮影可)
普段あまり見かける機会のない初期の作品や立体作品も見ることができました。
展示の終わりには草間彌生氏を象徴する水玉のシールを、真っ白な部屋に貼ることができる参加型アートも。
コンセント周りの攻め方が足りない気がしたので、入り口でいただいた全てのシールをコンセントの周りに貼ってきました。まだ物足りない気がするので、誰かがこの記事をみてコンセント周りにシールを貼ってきてくれたら嬉しいです。
我が永遠の魂
展示を2周回って観てきたのですが、作品を見たときの印象が
溢れてくる
(自分の中から自分の手に負えないものが溢れ出てくる。草間彌生氏の幻覚もこれに当てはまる?)
↓
蝕まれる
↓
のみこまれる
(どんどんその中にのみこまれていく。恐怖、退廃的悦楽・喜び)
↓
世界・宇宙との融合
(自分と、自分以外のあらゆるものが、のみこまれた先で混然一体の新しい何かになるイメージ。)
と変わっていきました。あぁ、だから"永遠の魂"なんだなと。
公式見解とか偉い人の評論とか見てないので何か変な解釈をしてしまっているかもしれませんが、無垢の状態で作品をみてそこから自分で意味を解釈していくのもアートの醍醐味ですよね。草間彌生展では、初めてその楽しみを知ることができました。
展示会情報
こちらの展示会は5/22までの開催だそうです。
絵画プリントの折り紙や、あの有名なカボチャをモチーフにしたポーチなど、かわいいグッズも充実しているのでお土産を買うのも楽しいですよ。
興味が湧いた方はぜひ足を運んでみてくださいね。